交通事故に遭ってしまった後,弁護士に交通事故相談をいつすれば良いのでしょうか?
それは,①事故直後,②症状固定(後遺障害診断)時,③最終的な保険金額交渉時の3回です。
まず,事故直後には,過失相殺の有無,労災保険適用の有無,人身傷害保険と加害者に対する請求のどちらを先行させるか,無保険車傷害保険を使用するか否か,弁護士費用担保特約を利用できないか,検討すべきことが多くあります。それぞれの事案に応じた対応をしていかなければなりません。
初期行動を誤ってしまうと,適切な賠償を得られなくなってしまう可能性があります。
「とりあえず,相談する」という気持ちが大切です。
次に,後遺障害等診断に当たっては,医師の中には,後遺障害診断書作成に精通していない方もいらっしゃいますので,誤った診断書を作成してしまうことがあります。
特に多いのが,関節可動域の測定ミスです。こんなに曲がるはずがないような数値が記載されていることがよくあります。その数値の間違いにより,賠償金が何千万円も違ってくることがあります。