福井に限らず全国では,給料の減額やセクハラ・パワハラなど様々な労働事件の事例があります。
その中には,就業規則を作成・適切に運用していれば防げたかもしれない事例もあります。
○就業規則とは
就業規則とは,会社とその会社で働く従業員との間で取り交わされたルールのことです。
必ず記載が必要になる絶対的必要記載事項(労働時間,賃金,退職)と,取り決めがある場合のみ記載の必要がある相対的必要記載事項(退職手当,臨時の賃金・最低賃金額,費用負担,安全衛生,職業訓練災害補償及び業務外の傷病扶助,表彰及び制裁の種類及び程度,その他)について定められています。
常時10人以上の労働者を使用する事業所は作成義務があり,この10人にはパート・アルバイト,非正規雇用社員も含まれます。
○法令,労働協約との関係
就業規則は会社と労働者間で遵守義務があるルールですが,就業規則の規定が覆されるケースもあります。その場合とは,就業規則が法令(労働基準法),労働協約の定めに違反・抵触するときです。
例えば,福井は働く女性が大勢いらっしゃることで有名で、「福井モデル」として注目されています。