嗅覚脱出・味覚脱出になった方へ

 自賠責保険では,鼻の骨折がないと,嗅覚脱出(臭いがしない)・味覚脱出(味がしない)は後遺障害として認定してもらえない傾向があります。

 

 しかし,顔面を強く打撲したときには,骨折がなくても,嗅覚脱出・味覚脱出は生じます。事故当初は,他の損傷箇所の痛み等により,嗅覚脱出・味覚脱出に気付かず,ある程度症状が落ち着いてきてから,嗅覚脱出・味覚脱出に気付くというケースも多く,なかなか認定が受けられないというケースがあります。

 

 事故前に,嗅覚脱出・味覚脱出になるような病気が全くなく,耳鼻科的検査で嗅覚脱出・味覚脱出が認められれば,骨折がなくても,事故直後から症状を訴えていなくても,裁判上は,後遺障害として認定されています。裁判をしないと認定されないというのが残念ですが,鑑定のために,どこかの大学病院等に検査に行かなければならないということはありますが,裁判自体は,それ程大変な裁判ではありません。