後遺障害が残った方へ

 後遺障害の慰謝料に限らず,保険会社が提示する慰謝料は,極めて低額です。ちなみに,後遺障害第1級から第4級までの自賠責保険基準,任意保険基準,裁判所基準を比較してみると,次のとおりです。   

  自賠責保険基準 任意保険基準 裁判所基準
第1級 1,050万円 1,700万円 2,800万円(本人慰謝料のみ。近親者慰謝料が別途1,000万円前後認められる。)
第2級 918万円 1,500万円 2,370万円(本人慰謝料のみ。近親者慰謝料が別途500万円前後認められる。)
第3級 797万円 1,300万円  1,990万円(本人慰謝料のみ。近親者慰謝料が別途300万円前後認められる。)
第3級 687万円 1,100万円 1,670万円(本人慰謝料のみ。近親者慰謝料が別途200万円前後認められるときあり。)

 慰謝料だけでも,こんなにも違うなんて驚きですね。5級以下の後遺障害の場合も,同じく,大きく違います。後遺障害に悩んでいる被害者の経済的安定には,少しでも高い賠償金の獲得が欠かせませんね。

 

 慰謝料以外にも,保険基準と裁判所認定金額では大きく異なるので,1億円以上違ってくることもよくありますので,あきらめずに,ご相談ください。